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zoom RSS 私のオオクワ飼育方法(第4回 成虫飼育越冬)

<<   作成日時 : 2014/08/29 12:50   >>

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成虫の越冬に関してはこの2〜3年で私のやり方が大きく変わりました。1つにはカビ対策、もう1つ種親に対する冷蔵保存の併用が最近の大きな変化です。

そもそも越冬とは何のためにあるんでしょう。変温動物で短命な昆虫類は、通常冬になる前に☆になりますが、ドルクス系は非常に丈夫で、うちでは最高6年近く生きていた♀がいます。その分成熟が遅く、一般的にはひと冬越してからブリードに使用することが通例です。

比較的短命なクワガタでも秋頃羽化した場合は同様に越冬する場合があります。これを×年1越型(×は幼虫期間)と言いますが、羽化したその年に活動する×年1化型と比べて成虫期間が長いことから、成熟或いは老化に温度が関わることは容易に推測できます。私も越冬を冬眠と言ってしまいますが、そもそも哺乳類などの冬眠とは少し意味が違う感じがします。成長するわけでもなく、単に動けないだけではないかと。

まずは種親以外の個体の越冬ですが、東京の私の家だと最高室温が10月までは20度を切ることがない、常時20度切るのを1つの目安にしているので、本格的には11月の後半から、ケース洗いもやるので一度に全部やるのは辛い、よってだいたい12月までかかってやっています。

♀は早ければ9月くらいからエサを食べなくなります。そういう個体から順次寝かせるのも方法ですが、今はそういう個体はマット替えをせず、乾燥に注意しながらとりあえず放置、9月はまだ暑いので、一部やっても10月に入ってからです。

マットは、極力途中の加水なく越冬させたいので、針葉樹の細かいのを使います。昨年までは抗菌パウダーマットを使っていました。倒産してしまい、困っていましたが、「クワガタのおふとん」の微粒子タイプが出る予定ですので今年はそれを使う予定でいます。

だいたい握って壊れ易いダンゴが出来るまで加水します。たたそれを11月にやるとあっという間にカビが出ます。ではカビ対策として何をするか、菌糸瓶の食痕又は使い古しのマットを混ぜます。10〜20%混ぜると明らかにカビの抑制効果があります。バクテリアの力でしょうね。どんな個体でもそれを持っている、ホントよく出来ていると思いますね。

ちなみにカビ対策としてセット時水分少なめにして、気温が下がりきってから加水という方法もやってみましたが、乾燥気味のマットの場合、居心地が悪いのか、ガリガリ動き回るのでやらない方が良いでしょう。恐らくですが本能として越冬が出来るような水分の多いところを探す行為であろうと考えています。

まあ、カビが生えても死ぬようなことはありませんが、ケースを洗う手間をかけた直後のマットにカビが出るのが嫌でやっているだけです。使い古しのマットを混ぜるのにそんな手間もかからないし、マットの節約にもなる、前回書いたようにダニが出るような管理はしていないので安心して使えます。

♂は半端材を転倒防止用にセット、♀については転倒防止材の小枝とカットしないゼリーを入れて産卵セットは完了です。あとは1〜2ケ月に1回状況を確信し、念のため途中で一度加水しています。

昨年から種親候補の新成虫は♀を中心に冷蔵保存しています。これはより細胞が若い状態で産卵させ、割出の成功の確率を上げるためです。私の場合♀の羽化が3〜4月なので、このまま11月まで引っ張って越冬させるとより老化が進む、卵管が詰まることもあるようです。

冷蔵保存の目安としては後食で2〜3ケゼリーを食べてから、今年早期羽化個体を使った感触として、産卵可能な状態になるには、やっぱり後食後1〜2ケ月かかる。後食にはかなり個体差があって中には羽化後3ケ月経っても食べないのがいます。

今年は一旦春先に羽化後1ケ月くらいで冷蔵保存しましたが、これを1月に起こし始めたとしても成熟し切らない個体が出かねないと判断し、やり方を見直しました。後食後の冷蔵であれば、その個体差をかなり埋められ、よりスケジュールをコントロールし易くなると考えています。

ただ、このやり方は私のように♀を早めに羽化(3〜4月)させている場合のお話です。7月くらいに羽化させている場合は、そのままでも後食が9月、10月になるので冷蔵保存の必要はないと思います。

まだ、去年から始めただけなのでもう少し検証する必要はありますが、今年を見る限り昨年よりは良い傾向なので、書かせて貰いました。もしかすると、優秀な♀を2年続けて産卵させるにも効果がないかと思っており、おいおい検証するつもりです。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
冷蔵庫で越冬させる場合は、やはり徐々に
温度を下げていくのでしょうか?
どのぐらいのペースで温度を下げれば
大丈夫なのでしょうか?
noa
2014/08/29 21:09
こんばんは。
待ちに待った越冬編、とても参考になりました。もう種親を☆になんかしません。

近々ボトル交換をするので、状態の良さそうな食痕を集めて野菜室に保存してみようと思います。
添加剤と一緒にこっそり隠さないと母にぶっ飛ばされそうです(笑)
孫兵
2014/08/30 17:13
noaさん こんにちは

冷蔵庫は温度調整していません。クール便でも大丈夫ですので一気に下げても問題ないと思います。

小さなタッパーに入れて動ける温度にするとケースを食い破る可能性があります。

す〜やん
2014/08/31 12:05
孫兵さん こんにちは

オオクワは丈夫ですから乾燥さえ気をつければそうそう☆になることはないです。もしあるとすると基本的に弱い個体か、老化が進んだ個体です。

食痕を使う場合は十分に乾燥させて下さい。湿気が多いとカビが出たり、発酵が進む心配があります。
す〜やん
2014/08/31 12:09
ウチは、粗目乾燥で常時飼育です。

ガリガリは、適度な湿度を求めているって説・・・ありそうですね。

ウチの子達はうるさくて仕方ないっす(^_^;)。
レル
2014/08/31 20:08
レルさん こんばんは

以前乾燥気味で寝かせて、温度が下がりきったら加水しようと思ってやってみましたが、エサを食べなくなった♀が落ち着きませんでした。

本能的に嫌がっているような気がします。
す〜やん
2014/09/03 23:00

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