蛹時点の還元率考察

毎年蛹を掘っては還元率を気にしているす~やんですが、ざっくり理想としているのは最大幼虫体重に対して蛹体重が75%以上の還元率、但し、これは明確な定義が難しい指標です。当然のことながら少し暴れて幼虫体重が落ちていれば、還元率は良くなる可能性があります。3本目で大きくなる個体もあるでしょう。また蛹体重も乾燥が進んだりすると少し落ちますので、この辺は定量的に量る方法がないので致し方ないこととご理解下さい。

還元率は、幼虫最大体重が40gで蛹体重が30gあれば還元率75%(30g÷40g)としています。その昔まだ80mmで凄いと言われていた時代、私は川西しかやっていませんでしたが、蛹体重23gが必要で、幼虫体重30gあれば可能性がありました。これで還元率77%と私の中では1つの基準になっています。

そうこうするうちにオオクワの大型化が進み、35gオーバーの幼虫も珍しくなくなりましたが、うちで言えば、35g台だと良くて蛹体重は27g台、これも77%、今でも上限は暴れで体重でも落としてないな限り80%を超えることはないと見ています。

全般的には幼虫体重が増えると還元率が悪くなる傾向があります。幼虫体重30g前後だと余り還元率に大きな差異はありませんが、35gを超えると70%を切る個体も出てきます。

以前前蛹から蛹でどれくらい体重が落ちるか少々危険な検証をしたことがあります。蛹化直前と比較するとほんの薄皮1枚、1~2g落ちる程度でした。要するに前蛹時点で余計な糞・水分が全て排出され、蛹化の前後ではそれくらいの違いにしかなりません。そうすると還元率悪い個体は体重の糞・水分の比率が高く、栄養の吸収が進んでいない個体と推察できます。原因はいろいろ考えられますが、1つの理由に遺伝的に体質が弱い(栄養吸収が不十分)な個体の存在があると考えています。

私の中では蛹時点の還元率の幅は、65%~78%、幼虫体重が乗れば全般的に還元率は悪くなりますが、それでも72%以上は欲しい、そうすれば40gの幼虫でも蛹体重29gくらいになります。40gを超える幼虫で還元率が悪いと不全は少なくなるかもしれませんが、70%を切るような個体は、これはこれで欠陥の可能性もあると見ています。能勢だと42gの幼虫で28gの蛹が88mmというのは十分あり得ますが、これだと還元率が67%ので、私としては少し厳しい評価をします。

ただ、大型幼虫の還元率も年々良くなっているような気はします。5年も経たないうちに40gジャストの幼虫でもでも普通に30g以上の蛹が出てくるようになるかもしれません。今年は39.4gの幼虫から29.9gの蛹が出ましたが、他は70%強が多く、これがもう少し良くなれば不全はともかく、大型化が見込めると思っています。

参考までに、無事羽化しそうな個体で還元率がどうなったか昨シーズンも含めて開示します。川西はサンプル数が少ないですが、能勢は今年少し良くなった感じがします。
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この記事へのコメント

RANBORU
2019年06月03日 19:30
こんにちは

色々難しいですね 私の方は 母親が寝たきりになり 自宅介護中になりまして ホペイも幼虫10頭累代する事にしました
少ないですが 現在飼育出来るのはこれが精一杯でして 10頭で楽しみたいと思っています

ぽわり
エイクワ
2019年06月03日 22:15
ご無沙汰しております。
これは面白い考察!!

今年初体験のわたしは蛹でのホリホリ病を抑えきれず,結構ほってしまいました。

我が家で言えば
幼虫時40gを超えていても蛹28g代・・・
幼虫時36gで蛹26g代・・・
そして,羽化してきた成虫・・・
どちらもほぼ同じ大きさ・・・
しかも幼虫40gだったやつは不全・・・

幼虫や蛹での重さの意味が,なんだかよくわかななくなりました。
幼虫や蛹の重さが成虫への大きさにどれだけ反映されるか・・・
長さだけでなく,頭幅等にも影響するとはおもいますが・・・

そして,無駄に大型が図れた♀の幼虫体重,蛹体重,成虫大きさそして不全・・・

色々な還元率も時間があれば検証してみようかな!!なんて
思っている今日この頃ですが・・・

そんな時間いつになるか・・・
でも,いろいろ検証してみるのも楽しそうですね(^^♪

今回の記事もとてもいい勉強になりました!!!(^^)!
す~やん
2019年06月09日 22:08
RANBORUさん こんばんは

少し落ち着いてきたのかなと思ってましたが、いろいろ抱えていらっしゃるようで頭が下がります。

気分転換も必要でしょうし、無理のない範囲で楽しんで下さいね。
す~やん
2019年06月09日 22:19
エイクワさん こんばんは

体重がそこそこ乗って、不全が少ないライン、それを目指してますが、なかなか難しいです。

うちは幼虫体重がMAX42gくらいですが、蛹で29gを超えるとやっぱり不全が出やすい、45gの幼虫はまだ早いと思いますが、40gの幼虫の正常羽化率はあと2年くらいでだいぶ良くなってくると見ています。

一方川西は今年蛹時点の還元率が余り良くありません。昨年の方が良かった感じですが、まだ安定性に欠ける分、能勢よりは時間がかかるように思います。

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